Sunday, September 11, 2011

急な出来事

昨日、夕食の用意をしているところに大好きな叔母から電話がありました。でも、声がいつもと違って、とても辛そうでした。速く母か父に電話を渡すように言いました。母は教会に行っていたので、父を昼寝から起こして電話をとってもらいました。叔母は私の祖父から先に聞いたのですが、祖母が亡くなりました。

二人はよく楽しむ旅行をネバダ州でしていたようですが、昨日はシカゴへの帰り日になっていました。祖父は早く起きて、荷物を片付けたりそろったりしてから、祖母を起こそうとしましたが、どうしても起きなかったそうです。

死亡していることが分かったら、近くの施設に預けることにして、何百マイルも走ってシカゴへ帰り始めました。叔母に電話をしたのは、夕方になってホテルに止まってからでした。シカゴに着くのはたぶん火曜日でしょう。帰ったら葬儀の支度をするそうです。

・・・

このおばあちゃんは、チェコの伝統をよく教えてくれたおばあちゃんでした。もちろん、こんなに急に亡くなるとは予想もしませんでした。とても強い人だったので、いつまでも元気に(しかもちょっと頑固に)生きていくようでした。彼女は、女性がまだ大勢に就職していない時代に大学に入って薬剤師になり、同じクラスにいたおじいちゃんと結婚しました。自分たちの薬局を営むために一所懸命働き、母たちもちゃんと育てました。

私が小学生だったころは、薬局を売ってチェーン薬局で働くようになっていたのですが、「働く女性」の姿を見せてくれたのはシェリーばあちゃんでした。いつも綺麗にしていた化粧や、香りの良い(たまに強い)香水など、または珍しいピアスも思い出します。そして、家にいる時間を無駄にせず、いつも何か美味しい料理やお菓子を作っていました。それは彼女の大好きな趣味でした。でもほかにも、先祖のことを調べたり、古い写真をパソコンに入れ込んだり、編み物をしたり、クラスリツェを作ったりしました。

私は日本で留学したり、就職したりしても、いつも応援してくれました。特に今回伊方町にいた3年間、メールのやり取り以外にスカイプでも話しました。「これからの就職活動は心配です」と言うと、必ずいくつかの助言や提案を出してくれました。

一ヶ月ぐらい前に私はアメリカに帰り、派遣生より一泊早く着いたので、一泊祖父母の家でできました。とても短い時間でしたが、何よりも貴重だったのです。あれができて、感謝しています。最後までおばあちゃんは、就活を頑張れ頑張れと応援してくれました。

もしほかに動機がなくなっても、彼女のために頑張ります。
また天国で会えるように祈っています。
今週は特に難しいと思いますが、家族と一緒にいるのは有り難いです。

1 comment:

K.F. from Ikata said...

おばぁ様のご冥福をお祈り致します。

あなたを通じてチェコの伝統文化の一端を教えていただきました。
イースターエッグを見るたびに思い出すことでしょう。